双子を出産した時のお話です。
辛く苦しい後陣痛が少し和らいだ、産後2日目。
腸閉塞にならないように、早速歩行開始です。
さぁ立ちあがろうとした時。
傷口の痛みではない、傷口を何かで引っ張られているような重い痛みを覚えます。
い、痛い!!!!
おそらく顔が真っ青だったのでしょうね。
看護師さんが、慌てて歩行を中断させ、すぐに医師を呼んでくれました。
医師がお腹を触り、曇った表情で言いました。
腸閉塞になりかけてますね。
点滴でお薬入れましょう。
えっ??
また点滴??
今日やっと外れるはずだったんですよ。。
そして点滴を繋いだまま、すぐにレントゲンを撮りに行きます。
もちろん引き続き手の甲です。
これがまた、レントゲン室まで遠い。。
言うまでもなく、この間も子宮がめちゃくちゃ痛い!!!!
恥ずかしげもなく、声を出して悶えながら、車椅子で移動します。
レントゲンの台に登るのも一苦労。
動く度に激痛が走り、また叫びます。
部屋に帰った時にはもうグッタリでした。
夕方、レントゲンの結果が知らされます。
結果、お腹の中が真っ白だったとのこと。
つまり、ガスが溜まっているということです。
ガスが出るまでは絶食。
このままガスが出なければ、退院出来ないどころか、鼻からチューブをいれなきゃいけなくて。
ガスを出すためには、とにかく歩くしかないのだそうです。
長男のためにも、何としてでもガスを出して退院しなければ!!
私は痛みを我慢して、とにかく歩きました。
痛くても、辛くても、歯を食いしばって。
医師からも、無理しなくていいよと言われるほどに。
とにかく歩き続けました。
夫と長男が待つ家に早く帰りたい。
その一心でした。